IrfanView概要紹介
IrfanViewは、軽快で高機能な画像ビュアー(画像閲覧ソフト)で、DLL不要で多彩な画像形式に対応し、高速連続再生対応のスライドショーや画像管理のできるサムネイル一覧表示に、画像の加工や描画などもできます。
他にも、動画,音声,文書ファイルの表示・再生にも対応し、更に多くの形式に外部DLLでも対応可能な、マルチメディアビュアーとしても利用できます。
海外ソフト(オーストリア)ですが、日本語化DLLで日本語にも対応しています。
●∵IrfanView 日本語/解説静止画.音楽.動画.大抵の物がこれ1つで再生できてコンパクト。イチオシの必須ソフトです。
2012/01/13:高圧縮WebP対応Ver.4.32公開。日本語化は未だの模様。
・対応OS:Windows 98/Me/NT/2000/XP/Vista
・対応画像形式:JPEG,BMP,DIB,TIFF,PNG,PSP,PSD,PCX,TGA,PCD,SUN,RAS,ICO,IFF,XBM,WEBP等
・対応動画形式:AVI,MOV,MPEG,WMV等
・対応音声形式:WAV,WMA,MP3,MID等
・対応文書形式:PDF
※一部外部プラグイン必須
IrfanViewの基本的な使用方法
日本語化インストールについては、上記の"日本語化"参考にして行って下さい。
以下、IrfanViewの一部の使い方のみ簡単に紹介。
Irfanviewの[ファイル]⇒"開く" 又はIrfanviewの関連付けを行っていたら、エキスプローラなどからクリックのみで開きます。巨大画像ならば、マウス右クリックのまま動かせば全体が見れます。拡大/縮小は[+]/[−]の軽快にキーボード操作の表示にも対応。その他のキーボード操作は[ヘルプ]⇒ショートカットキー一覧より確認。
自動リサンプルなどの表示方式設定は、[表示]⇒"表示オプション"より。
今見ている画像をデスクトップの壁紙にしたい場合は、[オプション]⇒"壁紙にする"より。
[ファイル]⇒"スライドショー"のメニューより、右の画像ファイルを左の一覧にドロップなどで追加。"スライドの方法"や"表示設定"を指定し、[実行]で連続再生開始。
サムネイル一覧表示 [ファイル]⇒"サムネイル"で"Irfanview sumnails"が立ち上がり、左のツリーより画像フォルダを選択で、サムネイル一覧が出ます。複数選択可能な、サムネイル画像の上で右クリックで、Irfanviewによる連続再生・保存・一括変換や削除・移動などのファイル管理関連のメニューが出ます。
高画質サムネイル表示は、[オプション]⇒"サムネイルの設定"でサムネイルの画質の項目にマーク。
[ファイル]⇒"名前をつけて保存"より。JPEGなどのファイルの種類を選び条件設定後、ファイル名を記入し[保存]を実行。
プラグインで画像のPDF形式での保存などにも対応しています。
例えば、大量の容量の大きなBMP画像を、一括してJPEG画像に圧縮変換して保存できるので、HDD容量の節約等に役立ちます。
要領はスライドショー表示と同様で、JPEG変換などの非可逆フォーマットは圧縮率などを設定後、[実行]で一括連続変換開始。
ファイル名の一括変換も同時に行えます。
簡単な画像ツールの機能の大半なら標準装備です。
[画像]より、"画像の回転/反転","リサイズ/リサンプル","減色/増色","色調補正",シャープ・ぼかしや・モザイク・油絵画等の"各種フィルタ"など。
画像表示中に、[編集]⇒"ペイントダイアログを表示"より、パネルが現れ、自由曲線,直線,円,矩形,文字,ペイント,変形,消しゴムなどの描画・ドロー機能が使えます。
その他公式サイトの"Toolbar skins"より、デザイン変更のスキンがダウンロードできます。
IrfanView 備考・注意事項
ヘルプが日本語化されて無い点や、公式サイトの日本語版が無いので、万人向けの高機能ビュアーでありながら、IrfanViewの全機能を使いこなすには、やや敷居が高い面もあると思いますが、外部プラグイン無しのデフォルト状態でも十分に高機能で、ヘルプ無しでもわかり易いと思います。
ガイダンス・初心者向けアドバイス
昔、DOSの時代は、こう言う系統の使い易さ重視の高速・軽量の国産ビュアー(最近は、発音により近く"ビューワー"と言う事が多いらしいですが)が、結構あったと思います。ナローバンド時代(或いは通信すら無かった時代)ですから、画像の価値が高く、パソコンも遅かったので、高速な画像ビュアーが人気がありました。それらソフトの使い勝手の良さが、(何故か日本では継承されずに、海外ソフトである)IrfanViewでも受け継がれている点で、日本人にも人気が高いWindowsの画像閲覧ソフトになっているのではないかと思います。
最近は、ネット上に画像が溢れ、保存する事やビュアーで見る機会も減っていると思いますが、逆に、デジカメなどによる、増え続けるプライベートな画像の閲覧や管理などでは、有益に使えるのではないかと思います。市販ツールよりも使い易く、大量の画像を楽に見れますので、デジカメ撮影も楽しくなるのではないでしょうか。一度使えば手放せなくなるソフトの1つでしょう。
また、Irfanviewを利用される方の殆どの用途は画像ビュアーだと思いますが、上記説明のように加工・処理・描画ツールとしてもそこそこ使えます。このページのIrfanviewの縮小画像も、Irfanview本体を利用して作られています。