CrystalMark概要紹介
CrystalMarkは、パソコンのCPU,HDD,メモリー,VGA(グラフィックカード)等の基本的なハードウェア性能を簡単に測定できる、国産の無料ベンチマークソフトで、オンライン登録での他機種との速度比較ができるランキングも実施されています。
また、詳細なシステム情報表示機能もあり、システム(OS,BIOS,マザーボード),CPU情報(名称,ID,動作周波数等),デバイス,ディスク情報などが一覧でわかります。
結果はテキストやhtmlでの保存も簡単で、パソコンのレビュー記事などでも利用し易いでしょう。
●∵Crystal Dew WorldHDBENCHと系統の似たベンチマークソフトです。
・対応OS:Windows 95/98/Me/NT/2000/XP/Vista
CrystalMark 2004R2の基本的な使用方法
ダウンロードし、適当なフォルダに解凍後、"CrystalMark09.exe"をクリックして実行します。
気休めですが、[Language]は"日本語"にしておいたほうが良いでしょう。
[Mark]をクリックし、ベンチマークが終了するのを待つだけです。
特に難しい事は何もありませんが、途中、突然画面いっぱいになるグラフィック関連のベンチマークに切り替わりますので、留意しておいて下さい。また、ベンチマーク結果のロカールでの保存は、テキストかhtmlの文書形式のみとなります。
尚、CrystalMark 2004R2 と CrystalMark 2004のベンチマーク結果は互換性があります。
[Ranking]より、必要事項を埋めた上で[Entry]
システム情報の確認[System][CPU][Feauture][Device][PCI][Disk][DLL]などのタブをクリックして確認。
文書・htmlでの結果保存[編集]より、テキスト形式では[TEXT]Saveの各項目でファイル名を指定して保存。"preview"で事前確認対応。
CrystalMark ランキングのベンチマーク結果 備考・注意事項
CrystalMarkのベンチマーク結果のオンライン登録で他機種との比較検討ができる、公式サイトランキング(CrystalMark 2004R2)の上位の結果を見ればわかるように、HDDの値(スコア)が異常に高くなると言う致命的な不具合があり、これらの異常な結果は除外して比較検討する必要がある。
HDDのスコアが高くなる理由は、HDDのベンチマーク実行時にHDDの空き容量が少なかった場合か、高速なRAM-DRIVEで実行したなどではないかと思われる。特に前者の場合は、容易に再現できると思われるので、ランキング不正を行う事を目的とした悪意を持った者の結果とは限らないと思われる。
履歴情報によれば、2006年に既にこの不具合は解消済みの模様ですが、操作性、ビジュアル性、利便性、どれも申し分無く、HDBENCH後継とまで言われていた国産ベンチマークソフトだけに、やや残念な点ではないかと思われる。
2007年以降の分には、不具合のあるバージョンを使っている者の結果が混入していないとは言い切れないとは思うが、正当に比較参照できる結果を得たい場合は、公式サイトのランキングで、"Date"にマークを入れ、開始日時を2007年以降にし、[Search]を実行すると良い模様です。
ガイダンス・初心者向けアドバイス
詳細なシステム情報表示への理解などは、パソコン初心者には敷居がやや高いと思われますが、ベンチマークソフトとしては、[Mark]を押すだけですので、手軽に使えると思われます。CrystalMarkは、HDBENCHと比較される事が多く、HDBENCHのバージョン違いによるスコアのばらつきが無い点や、結果がより詳細である事と、比較的最近のパソコンに適しているなどの点が長所と言えると思われますが、他方、前述の不具合があった点に加え、3D系のグラフィックカード性能が総合スコアに与える影響が大きい模様で、ノートパソコンやオンボードVGAのパソコンなどならば、"OGL"のスコアが数百程度などと低い値になりますので、ゲーム等とは無縁のユーザーにとっては、VGA(グラフィックカード)の影響で(D2D,OGLや総合の)スコアが低くなっても一向に気にしなくても良いと思われます。
又、このベンチマークソフトもマルチコアCPUには対応していませんので、デュアルコアCPUなどでスコアが低い場合があります。例えば、Athlon64x2 4000+のスコアがAthlon64 3200+のスコアを下回ると言う事も起きますが、これも気にしなくても構いません。