ロボット型検索エンジンはロボットに非ず
ロボット型検索エンジンからのアクセス数を伸ばすには、特定のキーワードでランクの上位になる事です。また、そのキーワードが特に頻繁に利用されるキーワードであるならば、更にアクセス数の向上に期待ができます。(ここ数年、この手法をSEOと言い一般化しており、専門の業者もいますが、SEOと検索エンジンのスパム業者は紙一重の部分があり、一時的な上位掲載は実現できても、スパム判定を受けると、逆に大幅に下位に押し下げられたり、一覧から削除される場合もあるので、要注意です) その為の手法としては、概ね以下の通りです。
1:キーワードとタイトル
『アクセスアップ基本の基本』
の[2]アクセスアップの前に
で述べたように、キーワードとタイトルは重要です。
2:被リンク数の増加 他サイトからのリンク数の多いサイトは、重要性が高いとみなし、ランクが上位になります。
3:リンク数の増加 (重要性の高い)他のサイトをリンクしているサイトも、ランクが上位に上がる場合があります。 ※理由は良くはわかりませんが、それがネット全体の健全な利益に貢献しているとみなされているのではないかと思われます。
但し、経験上、現在の大手のロボット型検索エンジンは、実際はそんなに単純な仕様では無いようです。
Q:ともかくキーワードで埋め尽くせば、ランクが上がるか? A:答えはNOです。
コンテンツにマッチした内容のキーワードが増えればランクアップの可能性がありますが、それ以外の場合は、逆にスパムサイトとして、検索エンジンからの登録すら抹消される場合がありますので、リスキーな手段とも言えます。バランスが肝心です。 次に続きます。
Q:では、キーワードは1つに的を絞ったほうが良いか? A:答えはNOです
ホームページを的確に紹介したあまりに多すぎない複数のキーワードに重点を置くべきだと思います。何故ならば、汎用的なキーワードでは、大量のヒット数が出ます。
例えば、Infoseekで”無料”
を検索すれば、417万件以上(2003.12.25現在)になります。この中で上位に来るには、希有な幸運と神業に近い物がありますが、検索する側もこのような検索結果では殆ど役に立ちませんので、あまり意味はありません。
これを、”無料 プロバイダ サイト集”
の3つのキーワードで検索すれば、3130件(2003.12.25現在)に大幅に減ります。 あなたのホームページを的確に表現した複数のキーワードが最も望ましいですが、滅多に使われない利用率の低いキーワードでばかりであるならば、それに利用率の高いキーワードを2〜3個混ぜておくと良いでしょう。 逆に利用率の高いキーワードばかり混ぜると、あなたのホームページのランク(検索エンジン側が設定したホームページの重要度)が低ければ、結果、順位が下がり、逆にアクセス数が落ちたりする可能性があります。
検索エンジンでのキーワードの利用率を実際に利用しているサイト数で割った数値が大きいほど効率的になりがちです。
尚、全く嘘のキーワードを混ぜる事は”通りすがり”を増やしたり、下手をすればホームページが荒らされるだけで自殺行為です。(※嘘のキーワードを多数混ぜると、スパム行為とされ、検索エンジンからの登録すら抹消されます)
Q:相互リンクを大量に行えば、ランクが上がるか? A:答えはNOです。
検索エンジンに登録されていないサイトどうしで相互リンクを張り合っても、検索エンジンは重視しませんので、ランクは上がりません。ネットサーフでのアクセスアップ効果に期待できるだけです。
Q:リンク数を増やせば、ランクが上がるか? A:答えはNOです。
検索エンジンが重視しないようなリンク集を作っても、ランクが上がりません。たとえ個人サイトばかりのリンク集であっても、的確にわかり易く紹介し、マメに更新しておけば、効果があります。逆に検索エンジンが重視している、或いは今後重視すると思われるサイトを1つでもリンクしておけば、ランクが急激に上がる場合もあります。
Q:検索エンジンへリンクすると、その検索エンジンでのランクが上がるのか? A:不明です。
一般的には、上がる場合が多いようですが、確実に上がるかどうかは不明です。リンクを貼る位置や貼り方、或いは実際の検索エンジンへのアクセス数も問題なのかも知れません。 過去の経験で言えば、Infoseek,goo,Lycosなどは効果があったと思われます。(但し、個人運営の検索エンジン集やリンク集などは、相互リンクサイトを上位掲載するのが一般的ですので、効率が良いといえるでしょう)
※現在のロボット型検索エンジンの主流である、Googleは、非常に優れた性能を持ち、テクニックのみでの上位掲載は極めて難しく、サイト内のページ、コンテンツの充実を図り、総合的に、そのキーワードに適しているページである場合に、自然と上位掲載される傾向が顕著になってきています
大手検索エンジンのカテゴリー登録は効果があるのか?
最近は滅多に登録されない。或いは登録は有料と言う傾向が顕著ですが、登録されると必ず効果があるかどうかと言えば、”わからない”としか言えません。 各検索エンジンの仕様(カテゴリーの利用率など)や、登録されたカテゴリー(上位カテゴリーかそうで無いか)、特定キーワードでのヒット率や掲載順位など、総合的に見ないと、効果があるかどうかは不明です。
効果があると明らかに言えそうなのは、競合するサイトの少ない利用される率の多いカテゴリーに、的確で効率的な紹介文とキーワードで登録された場合です。旨くいけば莫大なアクセス数になるかも知れません。 逆に、地域と縁の薄いサイトが、地域などのカテゴリーに、短い紹介文で登録されると極端に効果が薄れます。
具体例: 某大手検索エンジンの登録サイトで、ありふれ過ぎた紹介文とキーワードで、下位カテゴリーに登録された為に、特定キーワードで上位にはならなかった物を紹介
■某パソコン販売代理店(※現在はパソコンには一切関係していないサイトです) 一昨年の実績で、1日200アクセス前後。
■某無料レンタル掲示板 ここ数日の実績で、1日200アクセス前後
基本的に、カテゴリーをマウスクリックで辿って訪問して来る初心者的な人よりも、複数キーワードで目的の情報を的確に検索しようとするユーザーが大多数ではないかと思われます。 ロボット型検索エンジンを軽視し、大手検索エンジンのカテゴリー登録ばかりに躍起になって、長年苦労重ね、或いは高額な出費をして登録されても、1日のアクセス数の伸びが微々たるものであったと言う話は、少なくはありません。
(因みに、当サイトは、各大手検索エンジンのカテゴリー検索結果からのアクセスに対し、ページ検索結果からのアクセスは10倍以上の内容になっています。また、検索エンジンを経由しないリピーター(常連さん)は更にその倍程度です)
雑誌掲載は効果があるか?
結論から先に言いますと、殆どは効果がありません。 当サイトも過去、発行部数10万部以上の有名誌に、幾度か写真やコメント付きなどで掲載されましたが、大抵は数パーセント程度で1週間前後の短期間のアクセスアップに留まっています。 理由の大半は、『わざわざURLを直打ちしない』『一般の記事掲載ではあまり効果は無い』『掲載誌を読んだだけで理解したつもりになって訪問する気が起きない』『他にも大量の同種のサイトが掲載してある』などではないかと推測されます。 唯一例外的に飛躍的に10〜50%程度のアクセス数の伸びがあったのは、3誌で、以下の点で他と異なりました。
共通点
| パソコンやインターネットに深く関連した誰にでも馴染みのある有名な情報誌であった。
| A誌
| インターネットナンバーを利用して掲載していた事と、ネット紹介誌の中では最も発行部数が多い雑誌であった
| D誌
| 付録CD−ROM内のhtmlファイルでも紹介され、URLを入力する手間が無く、そこから直でアクセスして来たと思われる。
| Y誌
| 特集記事のトップで紹介され、その記事が、知名度の高い某サイトと連動(そちらも特集ページで特別扱い)していた。
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新聞への広告掲載は効果があるか?
私は経験が無いので、わかりませんが、新聞に何度か高額な広告料を出してホームページを掲載された方からアクセスアップについて、以前相談された事がありますが、その時のお話を要約すれば、『全く効果が無かった』との事です。 インターネットに全く興味が無く、パソコンも持って無い人も多数購読している一般の地方紙の、ごく限られた小さなスペースに掲載しても、たとえ目にとまっても、有名企業でも無い限りは、殆ど効果が無いと言う事ではないかと推測します。
目的の無いネットサーファーの訪問は効果が無いのか?
結論から言えば、効果が無いとも言い切れません。 目的が無いと言うのは、ネットサーフの目的を特定していないと言う事であり、ネットを徘徊する行為自体が目的です。 その徘徊中に、あなたのホームページが、たまたま好印象を受けたり、気に入られるとリピーター、常連さんになる可能性もあります。また、徘徊されている方が、人気のホームページの紹介サイトの運営者であった場合、ホームページで紹介され、劇的にアクセス向上を果たす場合も有り得ます。
逆に、検索エンジンからは、効率の良い訪問者が得られますが、同時に、検索エンジンは他のサイトと一覧で掲載しますから、比較検討されてしまい、効果的な訪問者が得られても、最終的に効果が得られ易いかと言えば、難しい面も否めません。
また、多くは一元さんで、常連者(リピーター)にはなり辛くなります。 その点、ネットサーフ中に訪れた訪問者の場合、比較検討の対象が身近に無いケースも少なく無く、ブラウザのお気に入りなどにブックマークにして貰え易く、リピーター率が高くなります。
アクセスアップサイトは効果が無いのか?
アクセスアップサイトも種々雑多ですから、”わかりません”としか言いようが無いですが、殆どのアクセスアップサイトは、ホームページの適切な紹介をするサイトでは無く、訪問者が好き勝手な書式や仕様で宣伝するので、そこに掲載されている情報を元に辿って来る人は自ずと少なくなります。 どこででも見かけるような宣伝文と『来て下さい』『遊びにきてね』、或いは『ここをクリック』と言った物、或いは長々として読みづらいなど、不均等な書式での紹介文が羅列されていたり、誰もが嫌がるスパムサイトの宣伝が大量にある掲示板では、読むほうも疲れ易く飽き易く嫌われやすいので、アクセス率が大幅に減ります。 なので、アクセスアップ支援サイトからの直接的な訪問者は、大半が目的意識の無い、通りすがりになると思われます。
但し、[6]間接的なアクセスアップ効果も重視しよう
で述べたような間接的に効果的な訪問者を期待する事は可能です。
例外としては、”適切なコメントで紹介され読み易い(或いは管理者がそのように修正やコメントしている)”、”文章だけで無く、画像なども交え、より詳しく紹介している”など、通常一般的な検索エンジンなどよりも、より詳細にわかり易く読み易く正確に紹介されているアクセスアップ支援サイトは直接的な訪問者での効果もあります。
相互リンクは本当に効果があるのか?
答えはNOです。 必ずしも効果があるとは言えないと言う事です。 ■ロボット型検索エンジンはロボットに非ず
で述べた内容に加えて、以下の点も重要です。
深い階層にあって、どこにあるのか見つけ辛い相互リンクページなどでは、期待出来ません。 逆に、TOPページなら効果が高いと言う話もありますが、分類分けもされず利用価値の無い、小さい文字で読み辛いリンクだらけになっていたり。或いは訪問者を内部のコンテンツに強引に誘導してるようなTOPページでは、あまり期待できません。
同種のサイト同士での相互リンクも必ずしも効果があるとは言えません。ケースバイケースですが、殆ど同じ内容のホームページばかりが殆ど同じコメントで羅列されていると、訪問者の検索意識が極めて積極的な場合は別ですが、興味をそそる事が出来なくなるからです。
バランスと設置ページ、それに”的確なタイトルや紹介文”で掲載される事が重要であり、異種同種を問わず、相互にコンテンツの補間を目的とした相互リンクなどが効果的です。 相互リンクに限らず、他のサイトのリンクを貼ると言う事は、紹介すると言う事ですので、紹介者の人柄が現れるような紹介文やリンクの貼り方に注意すれば、リンク先サイトのアクセスが向上するだけで無く、そのサイトを紹介したあなた自身の人柄も評価され、好感を持たれ、結果アクセス数の向上にも貢献します。
以上を理解された方、又は最初から理解の必要無い方など、最終篇
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